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VIPはVoice Intelligibility Processorの略でSRS Labsの商標です。VIPは米国特許5,459,813で保護されている人間の声の明瞭度を上げる技術です。人間の声の明瞭度は音声ホルマントにおける周波数分布のパターンに依存しています。そして第1ホルマントと第2ホルマントの相対位置関係と相対レベルを知ることにより、通常その声を認識・識別することが出来ます。
VIPはこのホルマント部分を操作することで声の明瞭度を高め、特に周囲に雑音が多い環境で絶大な効力を発揮します。
人間は声を声帯で発しますが、声帯が発するのは声ではなく「ボッ、ボッ」というパルス的な音です。 このパルス的な音を声に変えるのがのどや口腔の声道です。声道はその容積と形を変えることで共振周波数を変え、声帯が発するパルス的な音を声に変換します。 声帯が発したパルス的な音が、声道の共振を受けることにより、声に変換され口より発せられます。
声帯が発するパルス的な音がのどや口腔の共振を受けて声になる際に、下図のように声のスペクトラム上の複数の特定周波数部分にエネルギーが集中します。このエネルギーが集中している部分をホルマントと呼び、最も振幅が大きな部分の周波数をホルマント周波数と呼びます。そしてホルマント周波数の低いほうから順に第一ホルマント、第二ホルマントと呼びます。
声の明瞭度はこのホルマントと密接な関係があります。 普通の人の声のホルマントは第2、第3と周波数が高くなるとその振幅は自然と減衰します。
この本来減衰してしまう高次のホルマントを増幅すると、その声の明瞭度を上げることが出来ます。 オペラ歌手の声は、本来減衰してしまう高次のホルマント部分の振幅が、発声の訓練により持ち上がっています。そのことから声の明瞭度が高くなり、広いコンサートホールの隅々までマイクなしで声を届かせることが出来る訳です。
入力された音声信号は6つの6次の急峻なBPFで分割されます。そして再び合成され、入力信号にリアルタイムに反応するリファレンス信号となります。
BPFを通過し6つに分割された音声信号は、BPF毎に独立したVCAを含むサーボ回路に入力され、入力信号のリファレンスとVCAの出力とを比較して作られた制御信号で各々増幅・減衰され、再び合成されて、更に原音が加えられて出力されます。
常に入力信号をリファレンスとしていることより入力信号以上の増幅がなされないことより、音量を増加させることなく明瞭度のみを増大することが出来ます。
VIPは入力信号をリファレンスレベルとしてVCAの出力とリアルタイムで比較します。VCA出力がリファレンスより大きい場合は減衰を、小さい場合は増幅を行ない、ホルマントのレベルを揃えることで音声レベルを変えることなく声の明瞭度を上げます。
バーの人の騒音
32k : 128k
電車の騒音
32k : 128k
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[サウンド&ボイスソリューション]

音響・音声技術のニーズに、SRSが応えます。SRS技術の適用が可能な製品分野を示します。
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